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「ポジティブな身体障がい者と、アクティブな高齢者に、ホットなメディアを。」

icon May 29, 2006 12:54 PM by  このエントリーを含むはてなブックマーク

どうもお初です、畳研の客員研究員の須田将広と申します。
みなさん、以後お見知り置きお願いいたします。

さて、今回ぼくがテーマにあげているのは、
「ポジティブな身体障がい者と、アクティブな高齢者に、ホットなメディアを。」

現在、リクルートのメディア(以下、Rメディア)には、
障がい者や高齢者にとって価値のある情報が少ないのです。

彼らが望むべく情報を、望むべくタイミングで、望むべく量で、望むべく質で、
取得することができなければ、彼らは活動(消費)する意欲を失ってしまいます。

彼らにとって価値のある情報を、Rメディアが提供することができれば、それこそ、
ビジネスにつながるし、CSRの観点からも社会に貢献できるのではないかと私は思っています。

彼らにとって、何が価値ある情報なのか。
彼らはなにを求め、どう生きているのか。
それらを見極めて、Rメディアの営業陣にぶつけたいと思っています。

※障害者の「害」という漢字のイメージが悪いという指摘があり、ここでは
法律・制度名を除き、「がい」という、ひらがなでの表記にしてあります。

まぁ、自分も障がい者(聴覚障がい:感音性難聴、音の識別が出来ません)なんで、
じかに感じている不満もあるわけなんですが、ぼくの周りにも聴覚障がい者のみでなく、
様々な身体障がい者の方からも、「こういう情報、どこで手に入れたらいいの?」って
よく言われます。

ネットでは障がい者にとって優しい情報が少なく、健常者に合わせた情報がほとんど
で、実際は役に立たないことが多く、「もっとこうしてほしいのに」と地団駄を踏みます。

たとえば、結婚式場で知能・聴覚・視覚・肢体障がい者が集まるとしましょう。

知能・・・付き添い(しかも専門知識が要る)が必要、それに対する配慮も。
聴覚・・・手話通訳が必要。音楽やピアノが流れているときの、彼らに対する配慮。
視覚・・・点字か、もしくは文字を大きくするなどの配慮が必要。
肢体・・・車椅子が移動しやすい会場か?エレベータはついているのか?

そこで、ゼクシィでそれらに対応する情報を載せたとしたら?
障がいを持つ彼らにとって、価値ある情報雑誌に変わるというわけです。

また、身体障がい者や高齢者にとって価値のある情報は、親戚や家族、友達に
高齢者や障がい者のいる健常者にとっても、価値ある情報であることは確かです。

そこで。

全国の障がい者人口は約324万人で、全人口の約2.4%。
全国の65歳以上高齢者人口は約2431万人で、全人口の約19.0%。

今の団塊世代(もっとも人口割合の多い世代)が高齢化に突入する時期です。
障がい者世代でも高齢化が進んでおり、高齢者市場はますます重要な位置に
なってくると思われます。

また、最近は成人病の進行過程で、障がいを持つようになる人も増えてきています。
たとえば糖尿病の弊害で視覚障がいが出たりなどです。そんな起因もあいまって、
障がい者の人口もあがっていくのではないかと思われます。

法律で障害者雇用促進法が施策されたりと、障がい者はますます活動しやすい
時代になってきています。障がい者の企業に対するニーズ、企業からはスキルの
ある経験豊富な障がい者を求めています。彼らのニーズをマッチアップさせ、

ハッピーにさせるのもメディアを扱う企業であるリクルートの使命なのではないだろうか
と勝手に考えております。

団塊世代の人たちは、発展や構築など社会に常に変化をもたらせた世代でもあるので、
過去の高齢者とはまったく違う生活スタイルを打ち出してくる可能性もありえます。

そこで、彼らが望むべく情報を、望むべくタイミングで、望むべく量で、望むべく質で、
取得することができなければ、彼らは活動(消費)する意欲を失ってしまいます。

彼らにとって価値のある情報を、Rメディアが提供することができれば、それこそ、
ビジネスにつながるし、CSRの観点からも社会に貢献できるのではないかと私は思っています。

彼らにとって、何が価値ある情報なのか。
彼らはなにを求め、どう生きているのか。
それらを見極めて、Rメディアの営業陣にぶつけたいと思っています。

※障害者の「害」という漢字のイメージが悪いという指摘があり、ここでは
法律・制度名を除き、「がい」という、ひらがなでの表記にしてあります。


UD2.0について、須田将広の考え方編

みなさんは、UD(ユニバーサルデザイン、※1)というものをご存知だろうか。

Web2.0で、これまでより情報がセマンティック(※2)になっていくにつれて、
高齢者、障がい者にとって、UDがどんな役目を果たすのか、考えて見ました。

①高齢者、障がい者に優しいタグ
 ⇒通常のタグは、「キーワード」に関わるコンテンツのタグであるが、UD2.0
 のタグは、アクセスの多い関連コンテンツが集まりを容易にアクセス出来る
ように付加させる。

 例:障がい者関連のHPに、「結婚」というキーワードにタグ付けして、
   コンテンツにRMCの「ゼクシィ」があり、その中で障がい者にとって
   役に立つ情報が載っているコンテンツに容易にアクセスできる。

②高齢者・障がい者にとって役に立つポータルサイト
 ⇒高齢者、障がい者にとって使いやすい製品の紹介、レビュー、公共
施設の紹介、
 交通機関のバリアフリー状況などを、他サイトと連携して、サポートする。

 例:ホットペッパーやじゃらんに障がい・高齢者向けのレビューを載せる。
   リクナビネクストに障がい・高齢者向け窓口を設けるなど。

③障がい者・高齢者が自ら参加するSNS(※3)
 ⇒障がい・高齢者が場所を越えて、互助的に交流する場所を設ける。また、介護、
 ボランティアなどの協会と議論も行ない、社会的な自立を支援していく場として
 提供する。
 また、参加者ごとに種別(障がいの種類、高齢者の趣味など)を行ない、コミュニティ
 を形成し、各コミュニティにモデレータをつけることで、より細かいサービスを
 提供することが可能。

 例:聴覚・視覚障がい者の結婚について、コミュニティを立ち上げ、ナマの声を
   ゼクシィが取り込んで、それに対するサービスを各企業に提案、製品化する。
   その情報をゼクシィが独占特集する強みがある。

以上、一例だが、これをUD2.0と提言してみたい。これらのWeb2.0をベースにしたUD2.0は、
障がい者や高齢者にとってこれまで以上に社会参加を促進し、生活を豊かにすることが
できるようになれれば、と考えています。

CSRの観点からしても、リクルートが持っている製品力を生かして
大幅に貢献できると思います。


※1・・・ユニバーサル=普遍的な、全体の、という言葉が示しているように、
「すべての人のためのデザイン」を意味し、年齢や障害の有無などにかかわらず、
最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること。
直訳は万人向け設計。能力あるいは障害のレベルにかかわらず、最大限可能な限り、
全ての人々に利用しやすい環境と製品のデザイン。障害者用といった意味では
使われないので注意。

※2・・・Webページおよびその中に記述された内容について、
それが何を意味するのかを表す情報を付加すること。

※3・・・SNS(ソーシャルネットワークサービス)
「人同士のつながり」を電子化するサービス。自己情報のコントロールや出会い系といった目的を掲げ、
各社がサービスを始めている。暗に「つながりをもちたくない人を排除する」という意図も持つ。

COMMENTS

社会性も、商売としての広がりもあって、
応援したい企画ですね!
がんばってください。

May 30, 2006 8:28 AM by matsuo  

これからの時代を考える上でも、

目を向けるべき分野だけに色々

期待できそうな分野ですね。

私も応援しています。

June 1, 2006 6:33 PM by ouensya  

就活してて迷い込みました。。

今、バイトで塾講師をしているんですが、恥ずかしいことに「障がい者」という表現は初めて見ました。「子供」を「子ども」と書き分ける感じと似てますね。勉強になりました。

ちなみに、教え子の(高校の)志望理由書で障がい者のことを「障害を持った方たち」と表現していましたが…。これはどうなんでしょうか。
僕は、ただ言い換えただけで、むしろ特別扱い感が滲み出ている表現だと思うのですが。。

January 18, 2007 1:03 AM by ヒデ  

ヒデさん、コメントありがとうございます!

「障がい者」という表記のお話は、社会的視点からの考えに基づいての表現のひとつなので、個人での表現の場合はとくにお気になさる必要はないかなと思います。個人にお任せする、という感じで判断してもらえれば話は早いと思います。

言い換えただけ、特別扱い感が滲み出ていると思われるのも当然かなと思います。
そうしないと、障がい者として見てくれないという認識が、社会には少なからずあるというのが現状だと僕は思います。

ここで、僕が大事にしているのは、障がい者が障がい者として見てくれるということではなく、障がい者を一人の「個人」として見てくれることです。

そうすれば、特別扱い感は自然になくなり、より身近になるんじゃないかなぁると、漠然にですが、そう思っております。

January 18, 2007 11:39 AM by 須田将広  

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